2020.02.07 FRI.リリースの1st single

"春はやさしい"より『立春』のMV公開中。

asagaeriに新メンバーを加え、新しくスタートを切ったsuisei。曲調もずいぶん変わったようです。

そんなsuiseiのボーカル・森あさひさんと、ギターの遠嶋一馬さんにお話を聞きました。

- asagaeriからsuiseiになったとのことですが、バンド名を変えた理由は何ですか？

森：なんかニコニコしながらやりたくなった、よね。

遠嶋：そうだね。曲の雰囲気も変えて、もっとポップな気持ちでやろうかなあと。

森：asagaeriの時は、黒い服を着て、お客さんを睨みつけるようにして、大きな音を出して、ピリピリした空気を作って... ってやってたんですけど、しんどくなってきて。自分たちのイメージを意識すればするほど、それを作り込まなきゃ、と思い込んでしまいました。

遠嶋：でも、正直誰も見てないんじゃないかって(笑)

森：そうそう。それで、もっと、みんながニコニコしてたらいいなあって。明るいバンドが作る、会場全体がまあるくなる感じって、いいなあって。

遠嶋：asagaeriの時は、もっとちゃんとやれって言われることもあって、どんどん作り込んでいきました。

- 確かにasagaeriのパフォーマンスは、張り詰めたオーラが印象的でした。カッコ良さに圧倒されましたが、ポップに生まれ変わった姿も楽しみです。

メンバーにも変更がありますね。今のメンバーの雰囲気はいかがですか？

遠嶋：新しく、ドラムとキーボードが増えました。

森：仲良しだよね。たくさん遊びに行くようになりました。この前もメイド喫茶に...

遠嶋：みんなが行きたかったわけじゃないけどね(笑)

- どうしてメイド喫茶に...

森：練習後のご飯中に遠嶋が「メイド喫茶行ってみたくね」って言うから(笑)。練習の前後とか、練習の日を潰したりして遊びに行くことが多いです。

- メンバー同士仲が良さそうでいいですね。

そもそもsuiseiの前身であるasagaeriは、どのように結成されたのでしょうか？

森：元は私とベースのうららが同じ高校で、一緒にフェスに行った帰りに「バンドやろう！」って決まりました。

- 意外と気軽な始まり...

遠嶋：僕が入ったのはその半年後ぐらいですね。asagaeriの初企画にサポートとして出演して、「いけそう」って思ったので正式に加入しました。

- 始まりは軽そうなのに、ここまで本格的に活動しているのが驚きです。

曲作りは、どのように進めていますか？

森：曲によるよね。

遠嶋：そうだね。一番多いのは、もりあさひが弾き語りでコードとメロディを送ってきて、それに僕がいろいろ付け足して形にしていくパターンですね。

- ベースやドラムなどのパートも遠嶋さんが指定されるんですか？

遠嶋：基本は、各自好きなようにやってますね。指定するところはしますけど。

- 歌詞もお二人の共同ですか？

森：歌詞は、全部私です。メロディーが先にできる時も歌詞が先にできる時もありますが、とにかく歌詞を書くのがめちゃくちゃ好きです。これだけは、どれだけやっても苦にならないというか...。曲は、作りたくない時もあるんですけど。

遠嶋：そうなんだ(笑)

森：そう(笑) 歌詞の内容は、その時に考えていることですね。考えるのも好きです。答えが出るわけでもないような、考えてもどうしようもないようなことをグルグルと...。あと、パラレルワールドみたいなのもめっちゃ好きで、調べたりしてました。妄想に近いものかもしれません。

- こんな歌詞が書きたい、という理想はありますか？

森：生活感溢れる歌詞を、いずれは書きたいなあと思っています。風景そのまんま、生活そのまんま、思ったことそのまんま、みたいな歌詞を。今はまだ書かないんだろうなあと思いますけどね。今書いても薄っぺらくなってしまうから。そういう歌詞って、歌う人がめちゃくちゃ大事だと思うんですよね。

遠嶋：あー、分かる。

森：だから今やっているのは、シンプルなことを、違う言葉でいかに上手く比喩するかってことです。自分も、そういう表現で「うおー、すげー」って思うので。でも将来的には、おじいちゃん・おばあちゃんの言葉に説得力があるように、真っ直ぐな言葉を説得力とともに歌えるようになりたいです。

- では最後に、今後の意気込みをお願いします。

遠嶋：良い演奏は、いい睡眠から。

- ありがとうございました！

2/7日
1st single release event “CRYING CAT CITY”
出演:
suisei
KADOMACHI
ゼローネ
Mc. Adams
Monaca yellow city

開場17:00開演17:30
予約¥1,500当日¥2,000 D別

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インタビュー, 文: ヒカル